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TikTokライブでゲーム配信を始めようと思っても、「どのゲームを配信すればいいのか」で最初につまずく方は多いはずです。好きなゲームで配信してみたものの、なかなか視聴者が増えず、伸び悩んでしまうケースも少なくありません。

先に結論から言うと、TikTokライブで伸びやすいゲームには共通する3つの選び方の基準があります。 本記事では、ゲームタイトルを選ぶときの具体的な基準と、逆に伸びにくいゲームの傾向について、ゲーム配信に特化した現役の配信事務所が解説します。

伸びやすいゲームの3つの基準

先に基準を一覧で示します。

基準代表的なタイトル例特徴
①認知度が高いポケットモンスターシリーズ、Minecraft、Apex Legendsコメントを引き出しやすいが差別化が必要
②シンプルなゲーム性GarticPhone、A Little to the Left、GeoGuessr初見でも画面から内容が伝わりやすい
③リアクションが取れる企画ガチャ系、ホラーゲーム、チャレンジ企画配信が盛り上がりやすくカメラとの相性が良い

次の5つのステップで確認していくと、自分に合ったゲームタイトルを選びやすくなります。

ゲームタイトルを選ぶ手順

ステップ1:配信の目的をはっきりさせる

ゲームタイトルを選ぶ前に、自分が配信で何を目指しているのかを整理しておきましょう。「フォロワーや同時接続数を増やしたい」「ギフトによる収益を伸ばしたい」など、目的によって向いているゲームの傾向が変わってきます。目的があいまいなままゲームを選ぶと、努力の方向性がぶれやすくなります。

具体的な探し方の一つに、「売上本数の割に配信している人が少ないタイトル」を探す方法があります。売上本数は認知度の高さの目安になるため、配信している人数で割ることで、自分が狙える余地の大きさが見えてきます。YouTubeなどで流行の兆しを早めにキャッチしておくことも有効です。

また、曜日や時間帯で配信するジャンルを大きく変えず、自分が届けたい視聴者の属性(年代や好みなど)を統一しておくと、同じ層の視聴者が定着しやすく、固定ファンが育ちやすくなります。

ステップ2:認知度の高いゲームを軸にする

ステップ2:認知度の高いゲームを軸にする

1つ目の基準は、視聴者がすでに知っているゲームかどうかです。「このゲーム知ってる」「やったことある」と思ってもらえるタイトルは、配信をタップしてもらいやすく、視聴を続けてもらいやすくなります。

ポケットモンスターシリーズやMinecraft、Apex Legendsのように認知度が高いタイトルはコメントを引き出しやすい一方、配信者数も多いため、他の配信者との差別化を意識する必要があります。

ステップ3:画面を見て直感的に分かるゲームを選ぶ

ステップ3:画面を見て直感的に分かるゲームを選ぶ ステップ3:画面を見て直感的に分かるゲームを選ぶ

2つ目の基準は、ゲーム性がシンプルで、配信が流れてきた瞬間に何が起きているか分かることです。GarticPhoneやA Little to the Left、GeoGuessrのようなタイトルは、ゲームを知らない視聴者でも画面を見ただけで楽しみ方が伝わりやすく、コメントに誘導しやすいという特徴があります。ただし、狙った結果を出すこと自体は難しい場合もあります。

ステップ4:リアクションが生まれる企画性を意識する

3つ目の基準は、配信者のリアクションが自然に生まれるゲームかどうかです。ガチャ要素のあるゲームやホラーゲーム、チャレンジ企画に向いたゲームは、配信そのものが盛り上がりやすく、視聴の継続やコメントにつながりやすい傾向があります。

ただし、表情や声がしっかり伝わるよう、カメラを使った配信との相性がよい点も意識しておきましょう。

ステップ5:自分との相性と差別化できるかを確認する

認知度・シンプルさ・リアクションの3つに加えて、自分自身がそのゲームを苦にせず続けられるかどうかも重要な基準です。得意・苦手なジャンルを自己理解したうえで選ぶことは、配信を継続するモチベーションにも直結します。

また、同じゲームでもキャラクター選びや立ち回り、企画の工夫によって、他の配信者との差別化ができるかどうかも確認しておきましょう。

選ぶときの条件・前提

ゲームタイトルを選ぶ際は、以下の前提も押さえておくと判断しやすくなります。

ゲーム配信の結果は「何を配信するか」というゲーム選びで大部分が決まるとされていますが、すべてがゲーム選びだけで決まるわけではありません。トークスキルや視聴者対応、立ち回り、表情、配信技術といった要素も、残りの部分を左右する大切な要因です。ゲームタイトル選びを土台にしつつ、こうした要素もあわせて磨いていく意識を持ちましょう。

  • 絶対に伸びる正解のゲームは存在しない:同じゲームでも伸びる配信者と伸びない配信者がいます。どんな配信者にも向き不向きがあるため、自分に合ったタイトルを試行錯誤の中で見つけていく姿勢が大切です
  • ゲーム配信は「何を配信するか」で結果が大きく左右される:トークスキルや視聴者対応、配信技術も重要ですが、まずゲームタイトルの選定が視聴者の母数・属性・収益の土台になります
  • 企画とセットで考える:ゲームタイトル単体ではなく、そのゲームでどんな企画ができるかまで考えておくと、配信の見せ方に迷いにくくなります。企画を考える際は「分かりやすいか」「節目までの尺が短いか」「自分でコントロールできる内容か」の3点を意識すると組み立てやすくなります
  • 配信ガイドライン上、注意が必要なタイトルもある:一部のゲームタイトルはメーカー側の許諾の関係で配信を控えたほうがよい場合があります。配信予定のタイトルについては、事前に確認しておくと安心です

注意点

ゲームタイトルを選ぶ際は、以下の点にも注意しておきましょう。

流行りのゲームに飛びつく前に一呼吸置く

  • 話題のゲームが必ずしも自分の配信スタイルに合うとは限らない
  • 流行に乗ること自体は有効な戦略
  • 企画やキャラクターなど、自分なりの見せ方を用意してから取り組むと埋もれにくい
  • 流行のピークが過ぎた後も配信を続けられるかも考えておく

競合が強すぎるジャンルへの参入は慎重に

ジャンルの傾向具体例理由
競合が非常に多いゲームApex Legends、Fortnite、荒野行動強い個性や技術がないと埋もれやすい
コアなゲーマー層向けのゲームVALORANT、League of Legendsライトな視聴者には伝わりにくい
ストーリー・世界観重視のゲーム原神、鳴潮、ファイナルファンタジーシリーズ長尺で初見が離脱しやすい
  • 絶対に伸びないわけではない
  • プレイの技術や見た目・声などに特筆すべき強みがない限り、初心者のうちは避けたほうが無難

感情が動きにくいゲームは避ける

  • カードゲームやシミュレーションゲームは視聴者の感情が動きにくい
  • 初見の視聴者が状況を理解しづらく、視聴の継続やギフトにつながりにくい
  • 選ぶ場合はテロップなどで状況を分かりやすく補足する工夫が必要
  • どうしても配信したい場合は、企画性の強い遊び方を加えて感情の起伏を作る

長尺で盛り上がりどころが少ないゲームは工夫が必要

  • ストーリー重視のRPGなどは盛り上がりの節目が少ない
  • 初見の視聴者が離脱しやすい傾向がある
  • 配信する場合は区切りの良いタイミングで企画を組み込む工夫をする

うまくいかない時の対処法

選んだゲームで思うように伸びない場合

  • 1つのゲームだけで判断せず、複数のタイトルを試す
  • 同じ配信者でも、ゲームによって伸び方が大きく異なることは珍しくない
  • 視聴者との関係を育てる工夫は(→0012)でも解説

認知度と差別化のバランスに悩む場合

  • 認知度の高いゲームは視聴者を集めやすい反面、競合も多い
  • 配信の頻度を保ちながら、自分なりの企画やキャラクターを少しずつ加える
  • 同じタイトルでも差別化を図りやすくなる

そもそも配信条件を満たしているか不安な場合

  • ゲームタイトル以前に、配信を始めるための基本条件を確認する
  • TikTokライブの配信条件は(→0001)で詳しく解説

それでも決められない場合はデータを蓄積する

  • 複数のゲームを試し、同時接続数やギフトの獲得状況を記録する
  • 自分に合うタイトルの傾向が見えやすくなる
  • データを見て判断する習慣が、長期的にはゲーム選び以上に重要な力になる
  • 記録は同時接続数の推移だけでなく、コメント数やギフトが発生したタイミングもあわせて残しておくと分析しやすい

ゲーム選びに迷ったら、配信事務所という選択肢も

どのゲームが自分に合っているかは、一人で判断するのが難しい部分でもあります。配信事務所に所属していれば、これまでの実績データをもとに、ゲームタイトルの提案を受けられることがあります。

OnLive所属クリエイターの中には、当時ブームになっていた「あつまれ どうぶつの森」の流行に乗りつつ、あえて競合の少ない「おいでよ どうぶつの森」を選んで配信を始めた例があります。販売本数はあつ森が約1,200万本、おい森が約500万本とされ、配信していた配信者数の比率もおよそ30対2と競合が少ない状態でした。その結果、同時接続数は20〜30人規模から150〜200人規模まで伸びました。

さらに、同世代のファンが集まりやすい傾向を活かして「とっとこハム太郎」など平成初期のレトロゲームへと展開し、同世代のリスナーが増加。「わがままファッションガールズモード」のようにタイトル同士のシナジーを作る展開も行った結果、ギフトを贈る視聴者の数が約5倍まで増加した例もあります。

ゲーム配信に特化した事務所であれば、こうした過去の傾向データをもとに、ゲームタイトルの選び方や企画作りについて相談しやすいでしょう。一人で手探りするよりも、蓄積されたデータをもとに提案を受けられる分、遠回りをしにくくなります。

よくある質問

Q1. 人気ゲームなら何でも伸びますか?

必ずしもそうとは限りません。認知度が高いゲームは競合も多いため、自分なりの企画や見せ方を用意できるかどうかが伸びるかどうかを左右します。

Q2. 苦手なジャンルのゲームでも人気があれば配信すべきですか?

無理に配信を続けると、モチベーションの維持が難しくなります。人気があるかどうかだけでなく、自分が継続して楽しめるかどうかも基準に入れて選ぶことをおすすめします。

Q3. 一つのゲームに絞ったほうがいいですか、複数試したほうがいいですか?

最初の段階では、複数のゲームを試しながら自分に合うタイトルの傾向を探ることをおすすめします。試行錯誤の中で得られたデータが、その後のゲーム選びの精度を高めてくれます。

Q4. コラボ配信に向いているゲームはありますか?

複数人でのコミュニケーションが前提になるゲームは、コラボ配信と相性がよい傾向があります。ただし、視聴者とのコミュニケーションが取りづらいタイプのゲームは、通常配信では逆に伸びにくくなる場合があるため、配信形式に合わせて選びましょう。同じタイトルでも、通常配信向きかコラボ配信向きかを意識して使い分けると、配信全体のバリエーションを広げやすくなります。

Q5. 流行りのゲームと自分の好きなゲーム、どちらを優先すべきですか?

配信を始めたばかりの段階では、流行に乗ったほうが視聴者を集めやすい傾向があります。ただし、まったく興味の持てないゲームを無理に続けると長続きしにくいため、流行の中から自分がある程度楽しめるタイトルを選ぶバランス感覚が大切です。

まとめ

TikTokライブで伸びやすいゲームタイトルを選ぶには、認知度・シンプルなゲーム性・リアクションの取りやすさという3つの基準に加えて、自分との相性や差別化のしやすさを確認することが重要です。

絶対に伸びるゲームタイトルの正解はなく、試行錯誤を重ねながら自分に合うタイトルを見つけていく姿勢が欠かせません。ゲーム選びだけでなく、トークスキルや視聴者対応といった要素もあわせて磨いていくことが、長期的に伸びる配信につながります。

一人で判断に迷う場合は、配信事務所が持つ過去の実績データを参考にするという選択肢も検討してみてください。